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KORG EX-800




KORGのそこそこ古いシンセでEX-800があります。


古いとはいってもMIDI規格以降のシンセで、ちょうどアナログデジタルの中間の様なシンセです。オシレーターやエンベローブはデジタルなんですがフィルターだけアナログフィルターのシンセです。


少し中途半端な印象があるんですけど(笑)、意外にも音は太かったりして良いんですね。


この時期のシンセは大体ボタンと数字によるエディットなので、アナログフィルターといってもリアルタイムプレイには向いていないものなんですが、 以前studio dubreelにあったEX-800はモデファイされていたもので、フィルターとレゾナンス、そして変調(だったと思います)がつまみでプレイできる様になっていたので、結構TRACK制作に使った時期もありました。



機材入れ替えで先日譲ってしまいましたが、MODの変調の音色は独特で好きでしたね…。

下の動画は所有していた時に撮った動画です。最終段のリミッタ以外、ノーエフェクトです。









by dubreel  at 23:23 |  機材(ハード) |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

DIの接続や信号の流れについて。



前回の記事『 DIの役割について 』でDIの基本的な機能を説明しましたが、今回は接続や信号の流れについて簡単に説明したいと思います。

●ベーシストがライブで使う場合で説明しています。




前記事で説明したように、DIに入った信号は ローインピーダンスの信号に変換 され バランス転送で出力 されます。ただし入った信号はこの処理の前にパラって(2つに分けられて)、片方はDIのメイン回路へ送られ、もう片方はそのままDIから出力されます。パラで出力された信号は基本的にアンプへ接続するのに使われます。


DI-amp.jpg

ライブの時はほとんどの場合、この接続で使われます。




信号の流れを良く考えれば分かるのですが、ひとつの信号が途中で分岐して2つに分かれているので、PAに送られる信号とアンプに入った信号は別々になっています。 なのでアンプで音作りしてもそれはアンプから出る音だけに反映されるのであって、お客さんが聴く外音(PAからでる音)にはアンプでの音作りは関係ありません。


※もちろんアンプにマイクを立てて音を拾ってもらっている場合やベースアンプのLINE出力(プリアンプ以降の信号を出力するタイプ)からPAに送っている場合は別です。





厳密にはDI内部でパラになる部分の回路もバッファが入ってたりパッシブだったりと個体差はあると思いますが、基本的にはDIは大体こういった信号の流れになっていると考えて問題ないと思います。




ミキサーでもエフェクトでも機材を使いこなすには本質的な信号の流れをまず把握しておく必要があると私は思います。


使い方で覚えてしまうとDIのパラ出力はアンプに繋ぐものだと思い込んでしまう人がいますが、別にアンプでなくとも良い訳です。LINEのみでレコーディングする時などはアンプは要らないので、チューナーを繋いでおいても良い訳ですし、PCを使ってトラックメイカーがライブする場合でもパラ出力からライブ録音用にレコーダーに送っても良い訳です。




またミキサーなどのこういった説明も時間がある時にUPできたらと思います。


何か参考になれば幸いです。









by dubreel  at 22:22 |  機材(ハード) |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

結果的にモニターの良きメンテが出来ました。



10日ほど前に突然スタジオの要であるモニターSPが調子悪くなりました…。
右Chがバリバリ歪んでしまい全く使えない音。多少の機材トラブルは平気なタイプなんですが、今回は結構ショックでした…(笑)。


即メンテしたかったのですが幸か不幸かその日から外の仕事がずっと入っており、ようやく本日メンテに取りかかれました。



そして半日掛かりの結果、先程無事に復活してくれました! 

明日からMIX作業や来客があり最悪サブのSP使うしかないなっと思っていたので、復活してくれて本当~に良かったです。






ちなみにノイズの犯人は2つのコンデンサーでした。

SP_con.jpg


今回は右のスピーカーだけの不具合でしたが、片方のchだけのパーツ交換では定位バランスが崩れてしまうので、調子良い方の同じパーツも交換。計4つのパーツ交換で以前のモニターバランスのままも完全回復してくれました。


モニターが壊れると本当にスタジオ内での作業は何も出来なくなってしまうので本当どうしようかと思いましたが(笑)、ちょうどスタジオ内の仕事がない期間に復活してくれて本当に良かったです!




結果的には良いタイミングでモニターのメンテナンスを行えました。
良き流れに感謝!!!










by dubreel  at 05:46 |  機材(ハード) |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

KORG MS-20 修理&メンテナンス②

故障したKORG MS-20を直す為に頼んでいたパーツが届きました。



故障したのはハイパスフィルタのカットオフの可変抵抗、 100kΩBカーブだったので入手は難しくないのですが、 オリジナルについていたのは基盤に取り付けるタイプでした。

もしかしてMS-20用に特注したものかもしれなく、このタイプのものを探すと時間がかかりそうでしたので、今回は普通に入手可能なタイプを購入し、取り付けを少し工夫して対応することにしました。



つまみがつけれる様に軸だけ同じローレットタイプにして、
基盤には写真の様に配線をハンダ付けして繋ぐことにしました。
ms_re1.jpg


基盤とパネルの位置を考えて、配線の長さを決めて可変抵抗にハンダ付け。
ここでの長さ決めは実物であたりをつけたりして、丁寧にやった方が良いです。
私は長めにしておいて取り付けで微調整すれば、と簡単に考えていて、 見事に2回失敗しました…(笑)。









次に取り付けですが、今回はハンダするのに2重基盤になっている部分が邪魔なので、
これを取り外します。これは白いプラ部分でロックしているだけなので簡単に取り外せます。
ms_re2.jpg









そして壊れた可変抵抗のハンダを吸い取り、取り外します。
外した後は綿棒に無水アルコールをつけてヤニや汚れを落としてやります。



そして先程、配線をハンダ付けしておいた可変抵抗をハンダ付けします。
ハンダ後はパネルにきちんと収まるように他の可変抵抗の位置や高さにあわせて、
今のうちに微調整しておくと良いです。


※ただし今回の様に単線や硬めの線で繋いだ場合は、無理に動かすと基盤や抵抗が壊れることがあるので、慎重に…。



こんな感じになりました。
上の段の右から2番目が交換したものです。

ms_re3.jpg


そしてパネルに基盤を戻してネジとナットを締めていきます。
今回は2回失敗の後だったので、パネルにはすんなり収まりました(笑)。









そして鍵盤とサイドパネルを取り付け、無事完成。

音出ししてみましたが、少しつまみの回し心地は重くなった程度で、
音は問題なく元通りに復活してくれました。


このシンセは音作りの自由度も高く、フィルターの音も素晴らしいので、
これからも長く使っていきたいと思います。


それでは。









by dubreel  at 21:49 |  機材(ハード) |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

KORG MS-20 修理&メンテナンス



先日動画をupしたアナログシンセMS-20ですが、
昨日音源制作に使っていた時に故障してしまいました…。


ちょうど良い音が出来て録音している時だったので、
かなりストレス感じました(笑)。



ただ壊れ方は不幸中の幸いというか、何が壊れたか分かる壊れ方でした。
ハイパスフィルターのカットオフつまみを勢い良く回した時に変な手ごたえがあり、その後カットオフのつまみが回らなくなってしまったので、可変抵抗がダメになったかな?と予想がついたのは良かったです。


その後、LFOやEGをハイパスにパッチしてみたところ、ちゃんと音が変化したので、
やはり壊れたのは可変抵抗だけみたいです。シンプルな壊れ方で良かったです(笑)。








そして今日ちょうど時間があったので、メンテもかねて分解。

昔の機材は内部がシンプルで良いですね。

メインの基盤です。
ms20_bara1.jpg







ついでに鍵盤やフロントパネルを掃除してやりました。
取れないところの埃とか汚れが取れて、きれいになりました。
ms20_bara3.jpg










ここが問題のハイパスフィルターの可変抵抗。
100kΩBカーブでした。

ms20_bara2.jpg

田舎なのでパーツは通販購入のみなので(笑)、
パーツが届いたら取り替える予定です。


また交換する時に写真とれたらBLOGにupしたいと思います。
それでは。









by dubreel  at 02:17 |  機材(ハード) |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

ビンテージアナログシンセ 『KORG MS20』動画up

最近、ソフトシンセやiPhone/iPadのアプリなどでも、
色々なビンテージアナログシンセの音をシミュレートしたものが多くありますね。



うちにMIXに来るトラックメイカーも8割位は、ソフトシンセのみの方が多いです。
特にDAWを使っている場合は音色もセッションにSAVEできますし、
いつでも音を変更できるので、やはり便利だと思います。




ただやはり本物のアナログシンセのもつ操作感や音の感触は、
素晴らしいものがあります。


studio dubreelで音源制作する時にも良く使っているKORGのビンテージシンセ、
『MS-20』




このシンセは実機を見た事ない人でも、このKORGのiPADアプリや、


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by dubreel  at 03:32 |  機材(ハード) |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

ベースアンプ 『SWR LA15』 購入&音質改善

SWR LA15という100Wのベースアンプを購入しました。

小規模なライブやセッションで使えそうなベースアンプを探していたところ、
東京の楽器屋さんの中古で発見。


状態もよくかなり格安でした。

la15.jpg

ただ音質に関してはSWR LA15は一度も使ったことがなく、
メーカーサイトやwebの情報を見る限り、癖が強そうで自分好みではなさそうでした。
でも音量はありそうですし、サイズや外観は自分好みでしたので、
音に関しては買ってダメなら改造すればいいやっと考え、悩まず購入しました。



そして購入後、実際に使ってみると、

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by dubreel  at 23:50 |  機材(ハード) |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑

自作ラックケース


ラックレールを買ってきて、自作ラックケースを作りました。

rack2.jpg

5Uのラックレールがなかったので、6Uのレールを金鋸でカット。
他はすべて木で組んでみました。


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by dubreel  at 03:46 |  機材(ハード) |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

年初めの機材そうじ。

AKAIのMPC2000XL。

今では結構古い機材になってきましたが、
個人的にリズムを組むときにはベストなシーケンサーです。

もともとのコンセプトが直感重視的な上に、発売当時買って10年以上使っているので、
頭で考えなくても感覚でリズムが作り出せて、楽器や体の一部のような感じですね。


mpc_gawa.jpg
年初め、第一の機材そうじ(笑)はMPC2000xlです。
本体のガワなんか、もうかなりボロボロになってきてますが、

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by dubreel  at 23:44 |  機材(ハード) |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

dubreel

Author:dubreel


レコーディング/マスタリングスタジオ「studio dubreel」のBLOGです。

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