2010/10/06
エージングについて

オーディオの世界では、
電源ケーブルやアナログケーブル、スピーカやアンプなどを新品購入後、
ある程度の時間、音を通して慣らし運転をするエージングというものがあります。
このエージングについての必要性や信憑性は人それぞれ様々な解釈がありますが、
studio dubreelではORGANIC WIRE制作やスタジオワークにて、経験的にエージングの効果はあると考えています。
ORGANIC WIREを買われた方からもエージングについて質問される事がありますが、
しばらく使っていればエージングされるので、通常は特にしなくても問題はありません。
ただし、
プロの方で、すぐに仕事のレコーディングやライブで使いたい、
他ケーブルとの正確な音質の比較試聴したい、
といった場合、エージングをされてから使用される事を強くおすすめします。
●アナログケーブル(バランス/アンバランス)
アナログケーブルの場合は使用したい機器間に接続後、
普段よく聴く音源を1日程度ずっと再生しておいてください。
再生する音源は音のバランスのよいソースを複数使うと尚よいと思います。
またケーブルを通る際の音量は十分あった方がベストです。
ちなみにこの場合、ケーブルを通る音の音量ですので、
スピーカーから出力する音量は大音量である必要はありません。
studio dubreelでは、DAW(レコーディグ用ソフト)に様々な音源を読み込んでおき、LOOP再生しています。 この方法ですと、アルバム10枚でも自動でloop再生できるので手間がかからず便利です。
●デジタルケーブル(IEEE1394/USB)
デジタルケーブルの場合、PCとオーディオインターフェイス間にケーブルを接続し、
普段よく聴く音源を1日程度ずっと再生しておいてください。
ビット/サンプリングレートも高い音源の方がベストです。
この場合もDAWソフトにバランスの良いCD等の音源を読み込み、
LOOP再生する方法が手がかからず便利です。
またインターフェイスのアウトが複数ある場合で、
尚且つDAWソフト等の設定で1つのトラック(音源)再生でも全てのアウトプットから出力可能な場合は、その様にソフトでルーティングしてエージングすると良いと思います。
上の様にルーティングできない場合でも、
再生する為に読み込んだステレオトラックをコピーして、
それぞれの出力先を変更してやれば同じです。