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DIの役割について。



DIはベーシストやキーボーディストはライブでお馴染みの機材ですよね。ただミュージシャンと話していても意外とDIの役割が知られていないなぁと思う事が多いので、簡単に説明したいと思います。


DIはギターやベースといったハイインピーダンス出力の楽器を、ミキサー卓やオーディオインターフェイスなどのライン入力に繋ぐ時に必要になるものです。



DIの役割としては基本的には インピーダンスの変換とアンバランス→バランス変換の2つです。


●まずインピーダンスの変換ですが、インピーダンスは詳しく説明しだすとかなり難しいので簡単に。

ミキサー卓やオーディオインターフェイスのライン入力というのはローインピーダンスになっています。ここにハイインピーダンスなギターやベースを入力すると高域が落ちて抜けが悪い音になってしまうんですね。それを防ぐためにDIでインピーダンスを変換して悪い音の変化を防いでいるわけです。



●もうひとつのアンバランス→バランス変換ですが、バランスで転送してやる事によってケーブル経由でのノイズが乗りにくくなるメリットがあります。特にライブなどではステージからPA卓まで長い距離をケーブルで引き回す事が多いのでバランス転送が必須になってきます。



基本的にはDIはこの2つの機能がメインです。 ただし高価なDIになると基本の機能は一緒ですが、抜けが良かったり太かったりといった音質的な+αがありますね。

特にベーシストはレコーディングでもDIを使ったライン録音が多いですし、ライブ時の出音は基本的にDIの音質がもろに影響してくるので、音質にこだわる方はハイエンド系のDIを持っておくと良いと思います。studio dubreelではオリジナルカスタムメイドのDIを使用しています。わたしはトランスが入ったタイプのDIが好みの音ですね。



また宅録で楽器をよく録る人もひとつ持っておくと何かと便利だと思います。

それでは。









by dubreel  at 18:18 |  未分類 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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Author:dubreel


レコーディング/マスタリングスタジオ「studio dubreel」のBLOGです。

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