2012/04/25
音楽とiPhone
去年からiPhoneに携帯が変わって1年弱使ってきました。当BLOGをみてもらえば分かると思いますが結構iPhoneにハマりました(笑)。
iPhoneにハマった理由はもちろん単純にこういった新しいものが好きというのもありますが、エンジニアとしてもiPhoneやiPadを触ってメリットやデメリットを熟知しておいた方が良いと感じたからです。
私はiPhoneを使い出して数ヶ月は、iPhoneやiPadの音楽アプリは全く興味がありませんでした…(笑)。所詮MacやPCに比べればスペックも劣りますしAD/DAなどの質もしれていますので。
ただiPhoneで写真を撮ったりアプリで加工するのにハマっていくうちに、iPhoneならではのパソコンにはないメリットが感じられる様になってきたんですね。もちろんフォトショップ等のレタッチソフトには処理速度や性能は及ばないものの、携帯性からのスピード感やメディアとの連携など別の側面から考えると十分な魅力があるんですね…。
それが分かってきてからは、iPhoneにしかないインターフェイスを生かした音楽アプリや常に携帯しているものだからこそ意味が出てくる『音楽とiPhoneの関わり方』が見えてくる様になりました。
最近の若いトラックメイカーと話をすると、音楽を始めた時の環境の違いを感じます。
基本デジタルの進化から、あまりお金をかけないでも充分に音楽を作るだけの環境が整えれる時代になっていると感じますね。
ただ一概にそれが良いかといえばそうではなく、PCやソフトの中で構築される制作環境しか触った事がない人はアナログ機材の接続やMIDI周り等の知識に乏しかったりします。またスタートからDAWソフトにコンプやEQ、エフェクトもあらゆるタイプが揃っている分、基本を知る前から環境が整いすぎて使いこなしが分からないといった面もある意味でデメリットかもしれません。
こういった時世ですので様々なアーティストの要望やイメージを理解しようと思ったら、 エンジニアはアナログ世代の知識はもちろん、新しい制作環境を理解している必要があると思うんですね。
ここ数年のデジタル環境の変化を考えると、これからますます早いスピードで進化していくでしょう。
studio dubreelは新しく出てきたものも一度は使ってみてメリットデメリットを理解し、アーティストに使い方を提案したりスタジオの音にも取り入れていきたいと考えています。
それでは。