2013/10/10
Drumレコーディングセミナー無事終了しました。※試聴ファイル有
9/27、10/4とKORGと共同で行ったドラムセミナー。 『ドラムRECセミナー』


『ミュージシャン自らリハスタでドラムレコーディングする為の役立つ ノウハウを学ぶ』 というテーマで、両日ともに4時間超という長丁場のセミナーでしたが受講者の方にも好評のうちに無事終了しました。
時間帯も夜の7時〜11時過ぎだったこともあり、中々ハードなスケジュールだったと思いますが、皆さんメモを取ったりと真剣に聴いてもらい感謝しております。
特に初日はプログラムに休憩も短く、また食べ物がなかった為、自分も含めてかなりお腹が空いてしまいました… (笑)。なので2回目は休憩も多めにして簡単なお菓子をKORGさんに用意してもらいました。ありがとうございます。
●ドラマーの竹本氏


今回はセミナーの対象を細かく絞りこまなかったので、お客さんは、DTMをしている方、ドラマーの方、バンドでセルフレコーディングしている方とジャンルも様々。
RECやMIX経験にもばらつきがでる事は事前にわかっていたので、 特定のレコーダー(DAWソフト)に特化したり、MIXを中心にしたプログラムではなく、 『基本的なマイクの選びやマイキング、RECに関するドラムプレイをエンジニア側、プレイヤー側から考える等』の大きい枠でリハスタによるドラムレコーディングのノウハウを伝えさせてもらいました。
プログラムの内容の幅を大きくとるとセミナーに対する満足度がばらつくかなぁという点が個人的に気になっていたのですが、最終日のアンケートでも皆さん満足していただいていた様で嬉しかったですね。
ちなみに今回のレコーダーはMacbook+ProToolで、フォーカスライトの8マイクプリ内蔵のインターフェイス。録音は全てインターフェイスのマイクプリにマイク直結でRECしています。モニターも別途返し用のMixer等は用意せずインターフェイスからのヘッドホンアウトです。

今回の使用機材は左側のmac/IO/micのみです。SM58や右のMixerは演者のしゃべり用です。
MIXに関しては、第1回めに私もベースで参加して録った短いジャムセッション 【ドラム4本のマイク(TOPステレオ/KICK/SN)+ライン録りエレキベース】に、studio dubreelで私がガットギターとエレキギターを足して簡単にMIX したものを聴いてもらいました。
※mixのみstudio dubreelで行いましたが、ユーザー環境に近くするためにプラグインのみでアウトボードは使用していません。また試聴用mixだったのでマスタリングもしていません。ただしマスターフェーダーにリミッターは指しています。
このMIXは 4つのマイクでも意外と良いバランスでドラムが録音できる という事を知ってもらいたいのと MIXで素材がどう変わっていくかを知ってもらうため に下記のようにして聴いてもらいました。
1.録音してそのままのTOPマイクTrackのみ
2.ベースやギターが入ってMIXが終わった状態のTOPマイクTrackのみ
3.MIXが終わった状態のDRUM全体(上の2にキック/スネア/REVが加わったもの)
4.MIXが終わった状態のDRUM全体+ベース
5.MIX全体
※下記に試聴ファイルあり
2.ベースやギターが入ってMIXが終わった状態のTOPマイクTrackのみ
3.MIXが終わった状態のDRUM全体(上の2にキック/スネア/REVが加わったもの)
4.MIXが終わった状態のDRUM全体+ベース
5.MIX全体
※下記に試聴ファイルあり
どうしてもMIXをはじめたばかりの頃は全ての音をかっこ良く仕上げてしまい、音全体でバランスを考慮できない事が多いと思います。
今回のMIX音源は、ギターやベース、KICK&SNのスペースを作る為Topマイクを一番大きくEQやコンプで処理しました。なので1を聴いてから2を聴くと何だか音がスカスカで足りない様な音になっているように感じますが、それは正解で他の楽器のスペースを作っていくために足りない感じに仕上げています。あくまで全体を構成する1ピースといったイメージなのでソロで聴くとしょぼい印象ですが全体で聴くと違和感ないと思います。
2から順番に聴いていくとスペースが徐々にうまって1つの完成形になっていくのが分かるでしょうか?
セミナーの時は、席の関係で各々のリスニングポジションが違いますし、リハスタでモニタリングしずらい点もあったかと思いますが、概ね皆さんにも伝えたい事が伝わっていたようでしたので嬉しく思いました。
今回せっかくなのでブログ上でも聴ける様にUPしておきたいと思います。一度聴いみてみてください。
1.録音してそのままのTOPマイクTrackのみ
2.ベースやギターが入ってMIXが終わった状態のTOPマイクTrackのみ
3.MIXが終わった状態のDRUM全体(上の2にキック/スネア/REVが加わったもの)
4.MIXが終わった状態のDRUM全体+ベース
5.MIX全体
またセミナーに来ていただいていた受講者の方限定で、このMIXのマルチファイル(24bit/48kH)をダウンロードできるようにしておきます。
アンケート時に記載した氏名/メールアドレスでメールフォームからメールしてください。
>>>メールフォームはこちら
※メールフォームが電話番号は必須項目になっていますが、受講者の方は今回入力したくなければ000と入力してください。内容は【その他】で、ご用件欄に『マルチファイル希望』と記入してください。セミナーの感想もあればいただけると幸いです。