2012/02/25
iOSの特性を生かしたMIDIコントローラー iPhoneアプリ『MIDI surface2』。KaossPad的なインターフェイスが素晴らしい。


カテゴリ: ミュージック, ユーティリティ
販売元: Audiofile Engineering - Audiofile Engineering, LLC(サイズ: 5 MB)
全てのバージョンの評価: 無し(und,efi,ned件の評価)
少し前の記事 『iRig MIDI が届きました。(2012 1 15)』でiRig MIDIを購入したと書きましたが、結果的にかなり素晴らしく制作でも便利に使っています。
iRig MIDIを購入してまず探したアプリはコントローラーやシーケンサー関連のアプリです。 何故ならこれらはハードのシンセやサンプラーをコントロールするのに使う為、直接の出音には関係しないからです。 またiPhoneを購入した時からタッチパネルの特性を生かしたインターフェイスは音制作時に新しい感覚をもたらすだろうなぁと常々思っていたので、 そういったアプリなら導入したいと思っていました。
そして見つけたアプリが『MIDI surface2』です。
これはキーボード、スライダー、ドラムパッド、X-Yパッドの4種類のコントローラが入ったアプリです。

この中でも特にオススメなのが最後のX-Yパッドです。KORG KaossPadの様なものですがMIDIコントローラーとしてはかなり進んでいます。
今回KORG MS2000をMIDI surfaceでコントロールした簡単な動画を撮りましたので、まずはご覧ください。
どうでしょうか?
現状で自分が理想としているX-Yパッドに最も近いものなので気に入っています。普段ソフトではなくハードの機材を使っているので、価格が信じられないくらい安く感じてしまい個人的には大丈夫なの?って思ってしまいます…(笑)。
その『MIDI sueface』のX-Y PADの特徴として、
まずiOSならではの機能としてマルチタッチ対応というところです。 動画では2 タッチまで設定しています。1タッチにつきX軸Y軸と2パラメーター操作できますので、今回は4パラメーター操作している事になります。
ちなみに最大でなんと4タッチまで対応しています。4つも使うかは分かりませんが…(笑)。
パラメーターの設定も簡単でかなり自由度が高く設定可能です。設定後は名前をつけてプリセットしておけるのでシンセやエフェクターにあわせて大量のパッチを保存して管理することも可能です。 設定画面は下記の様な感じでいじりたいパラメータをタップして設定します。

これは各パラメーターの設定画面で下の例は『Touch1のX軸の設定』です。

見ての通り各々の設定にMIDIチャンネルも設定可能です。これによってtouch1のX軸でシンセベースのCUTOFF、touch2のY軸で別パートのシンセのCUTOFFのコントロールの様な事が簡単にできますね。
また通常ではXパッドの左端が0(最小値)、右端が127(最大値)なんですが、この値も自由に変更可能です。 例えばレゾナンスなんか127だと発振して使えない音だなぁ~って時なんかも最大値をちょうど良い値に設定しておけばプレイ時に気を使わなくても直感的に使えますよね。
最大値側を0にして最小値側を127に設定すれば、逆の設定も可能です。
先程も書きましたが、ほんとこのアプリは私が探していたX-Y PADにほぼ近いものでした。個人的に『設計者のiOSならではの利点&シンセに対する深い理解』が伝わってくる、素晴らしい出来だと思います。
唯一不満点として、MIDI surfaceは設定画面でiPhoneの画面を横向きにする事でコントローラー画面に行くのですが、私は普段は縦画面固定で使っているので何かタップやフリック操作でコントローラー画面に移動できる様になればよいなと思いました。
アップデートで対応してもらえれば良いなと思っています。
とりあえずX-Y PADの紹介でしたが、ほんと優れたインターフェイスのMIDIコントローラAPPだと思います。MIDIコン系アプリではおススメですよ。
それでは。


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全てのバージョンの評価: 無し(und,efi,ned件の評価)